ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

COVID-19

わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する

「わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する」大学教授が予防効果アリと期待する"ある飲み物"1/28(金) 15:16配信 PRESIDENT Online 新型コロナウイルスの感染予防にはどんな対策が有効なのか。大阪府立大学の山崎伸二教授は「紅茶には感染予防効果があると…

抗原定性検査キット

オミクロン株の感染拡大に伴いその検査キットである抗原定性検査キットの品不足が深刻のようです。 ここで一回、抗原定性検査及びそのキットに関してまとめておきたいと思います。 ワクチン・検査パッケージ制度における抗原定性検査の実施要綱 令和3年 1 1…

通勤電車内感染

オミクロン株の急激な増加に伴って、再び通勤電車内での感染の危険性について論じられています。筆者は過去に2つこれについての記事を書かせていただいています。 drhirochinn.work drhirochinn.work 1)Clinical Infectious Diseases列車の乗客における20…

SARS-CoV-2の迅速診断検査

SARS-CoV-2の迅速診断検査について手順をもう一度まとめておきたい思います。 臨床実践SARS-CoV-2の迅速診断検査ポール・K・ドレイン、MD、MPH2022年1月20日 NEngl J Med 2022; 386:264-272DOI:10.1056 / NEJMcp2117115 重要な臨床ポイントSARS-CoV-2の迅…

若者は検査せず

ニュース> ロイター健康情報オミクロンは高齢者の入院を増加させていない、英国のCOVIDアドバイザーは言う2022年1月21日 ロンドン(ロイター)-オミクロンコロナウイルスの症例の波は、その年齢層でより多くの症例があるにもかかわらず、予想された高齢者の…

沖縄のオミクロン株

drhirochinn.work drhirochinn.work 日本国内でオミクロン株感染が一番進行している沖縄からの積極的疫学調査の結果です。 沖縄県におけるSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)症例の実地疫学調査報告 (速報掲載日 2022/1/11)https://www.niid.g…

経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」

案の定オミクロン株が激増して新たな不安材料になっています。我々は少し前の感染者数の激減に根拠のない自信を持ってしまい、対策がおろそかになっていたかもしれません。筆者が何度もお書きしているように、政権と官僚の不作為でワクチン3回目接種がかなり…

オミクロン株

オミクロン株の市中感染が、日本でも予想通り増えてきています。 海外ではどうなっているのでしょう? 英仏伊加で感染最多 独でオミクロン初死者12/24(金) 23:21配信 産経新聞https://news.yahoo.co.jp/articles/88da4025b0c4095074879604d9786c6448a38194 …

廃水テスト

今回は、「廃水テスト」についての記事です。 ニュース> WebMD Health News廃水テストでオミクロンを検出する都市2021年12月10日 https://www.medscape.com/viewarticle/964622 米国の多くの都市では、廃水でテストを実行することにより、オミクロンバリアン…

韓国とコロナ

オミクロン株の感染を確認 飛行機に同乗し、濃厚接触者となった男性朝日新聞デジタル 記事 枝松佑樹2021年12月11日 19時12分https://www.asahi.com/articles/ASPDC6DGPPDCULBJ005.html 厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染…

主張しない日本

オミクロン株そのものより、オミクロン株に対する恐怖のほうが全世界を駆け巡っているように見える昨今です。 WHO、日本の対応「理解困難だ」 外国人入国の禁止措置を批判毎日新聞 2021/12/2 08:40 https://mainichi.jp/articles/20211202/k00/00m/030/01200…

抗体保有率

上のグラフは、最近の東南アジア諸国とインド、日本の感染者数の推移を示しています。眺めていると、今年に入って100万人当たり約100人以上の感染者数の波を経験した国々は、最近感染者数が減ってきています。とりわけインド、インドネシア、日本は激減して…

感染者激減の理由

今現在も、新型コロナウイルス感染者数が低いレベルで推移しています。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 今回の記事も激減の理由に関してです。今回の説が本当ならもう2度と感染の大きな波は起きないと断言されています。 「激減した理由…

新型コロナウイルスワクチンにおける情報公開

政権選択選挙も終わって、野党の自滅により辛うじてギリギリ数を維持できた与党政権ですが、「説明しない」「責任を取らない」「請求に応じない」という3Sをこの先も続けていると、来年の参院選は全く結果がわからなくなるものと思われます。 政権や官僚が…

第6波

現在コロナ感染者数が引き続き非常に低い数字で推移しており、ウイルス自滅説すら飛び交っていますが、その正しい理由は誰も説明できていません。 ワクチン効果の低下などに関しては、過去の記事でお話してきました。 drhirochinn.work 先日いつも詳細な研究…

ウィズコロナ

drhirochinn.work 前稿に続いてゼロコロナ・ウィズコロナについてもう少し考えてみたいと思います。 果たしてゼロコロナは実現できるのでしょうか? まず次期冬期オリンピックが開催される中国はどうでしょうか。 「ゼロコロナ」の呪縛から逃れられるか中国…

各国のワクチン接種率、ワクチンの種類、感染者数の推移とマスク着用率

筆者は昨今の感染者激減の理由を探るべく、色々検索しています。ウイルスそのものは大きく変わっていないので、やはりワクチンとマスクの着用などの個人の感染対策の結果なのかと考えられます。 そこで各国のワクチン接種率、ワクチンの種類、感染者数の推移…

免疫記憶

drhirochinn.work drhirochinn.work 以前記事に書かせていただきましたが、免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があります。自然免疫はヒトに先天的に備わっているもので、病原体が体に侵入してきた際に働きます。 免疫記憶とは、1度感染したことがある病原…

第6波に向けて

コロナ感染者の急減に関して、明確な理由を指摘できる専門家は一人もいません。 drhirochinn.work 非常に好ましい状況にはありますが、その理由がはっきりわからないというある意味恐ろしい状況にあります。 ワクチンサイドから考えるのにあたって一つの論文…

インフルエンザワクチン

筆者の勤務するクリニックでも今年のインフルエンザワクチンが入庫し、予約の受け付けが始まりました。 昨年はほとんど流行がなく終わりましたが、今年はどうなのでしょう。昨年は流行がなく人々の免疫が低下しており、今年は危ないというようなことが言われ…

covid-19ワクチン接種およびSARS-CoV-2陽性検査後の血小板減少症および血小板減少症のリスク

最近、ChAdOx1 nCoV-19(Oxford-AstraZeneca)ワクチン接種後の血小板減少症が、デンマーク、ノルウェー、ドイツ、オーストリア、および英国で報告されました。これにより、いくつかの国は、利益がリスクを上回らない可能性があるという理由で、ChAdOx1nCoV-…

ワクチン接種後の心筋炎3

スウェーデン、若年層へのモデルナワクチン接種停止10/7(木) 1:37配信 ロイターhttps://news.yahoo.co.jp/articles/33b543404cf46883666c8547d63b8341ba07dcfb スウェーデン、デンマーク、フィンランドがモデルナワクチンの心筋炎の有害事象のために、デンマ…

ワクチンブースター3

drhirochinn.work この記事の中で「追加免疫の必要性または追加免疫のタイミングに関する決定は、適切に管理された臨床データまたは疫学データ、あるいはその両方の注意深い分析に基づいて行う必要があります。」と書きましたが、この答えになるようなデータ…

第5波終息の理由は?

新型コロナウイルス感染症において、第5波はほぼ終息し緊急事態宣言も完全に解除されました。 しかしこのだれも予想しなかった、急激な感染者減少の理由の解明なしでは、今後発生すると思われる第6波を防ぐことは到底不可能です。 急激な感染者減、なぜ?要…

第5波の終わりに考えること

今日本ではコロナウイルスのデルタ株が蔓延していますが、今後も様々な変異株の出現には大いに注意を払っていく必要があります。 感染は日米が中心、ワクチン効果を低下させる危険なR.1変異株に科学者たちが警戒強める9/24(金) 18:07配信 ニューズウィーク日…

ワクチンブースター2

drhirochinn.work 今、エンジェルス戦を見終わりました。朝早くから起きてみましたが2失点で降板しました。今日のマッドン監督の采配は理解できません。相手投手がすごくいい状況で大谷をあそこまで引っ張る意味がどれ程あるのでしょう。むしろ早めに変えて…

ワクチンブースター

drhirochinn.work ワクチンの効果減弱とデルタ株の蔓延に伴い、ワクチン接種の3回目投与は、不可避の状況になってきました。8月15日に上記記事を書かせていただいた時には、まだリアルワールドのデータがありませんでしたがやっとサンプルサイズの大きなデー…

新型コロナウイルス感染症とこころのケア Ⅱ

【コロナ禍における】子どものこころのケア 前稿に引き続き、日本医師会雑誌第150巻第6号の特集記事「新型コロナウイルス感染症とこころのケア」の内容をご紹介していきます。 今回は、子どものメンタルヘルスです。 COVID-19において、感染症そのものによる…

新型コロナウイルス感染症とこころのケア Ⅰ

2019年某日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、中国政府の情報隠匿とWHOの怠慢などにより瞬く間に世界中に広がり、次々に変異株が出現して、一向に終息の気配を見せません。 世界的に医療関係にとどまらず、産業、経済、政…

肥満、糖尿病と新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症が発生してきた当初より、肥満・糖尿病は重大な感染リスクであるといわれ続けてきました。筆者もいささか無縁ではありませんので、身につまされるところがあります。 『 大阪府が新型コロナウイルス感染「第5波」で確認された府内…