ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

韓国とコロナ

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オミクロン株の感染を確認 飛行機に同乗し、濃厚接触者となった男性
朝日新聞デジタル  記事  枝松佑樹2021年12月11日 19時12分
https://www.asahi.com/articles/ASPDC6DGPPDCULBJ005.html

厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が新たに1人確認されたと発表した。8日に公表された国内4例目の感染者と同じ飛行機に乗り、濃厚接触者となっていた。国内のオミクロン株の感染者は計13人となった。
男性は空港検疫で陰性だったが、県外在住の知人が運転する車で5日に自宅に帰り、自宅待機中の7日に発熱などの症状が出て、8日に入院。9日にコロナ陽性が判明した。
車で男性を送った知人は現在、濃厚接触者として宿泊療養施設に入った。検査を受けたが陰性だという。
岐阜県の古田肇知事は11日の記者会見で、「水際対策として自治体が速やかにフォローをするため、空港でコロナ感染が確認された時点で同乗者がいる自治体に情報提供する仕組み(の構築)を、知事会を通じて国には要請したい」と話した。

 

このニュースで思うのは、相変わらずの情報開示の不備と水際管理の危うさです。

 

南アのオミクロン感染、重症化は入院患者の約3割=NICD
12/10(金) 1:14配信  REUTERS
新型コロナウイルスのオミクロン型変異株に関連した感染第3波に見舞われている南アフリカで、重症化した症例は入院患者の約3割にとどまっていることが分かった。これまでの2波の初期段階では6割以上が重症化していた。

もし本当に、オミクロン株による感染があまり重症化しないのであれば、水際管理が日本のように少々ザルでもいいと思いますが、3回目のワクチン接種を8か月以降としてしまった日本において、もっと時間を稼ぐ必要がありますので、今は厳密な管理を徹底すべきでしょう。

最近少し面白い記事がありました。

 

2021年12月10日 ヨミドクター
「ファクターX」は日本人6割にある白血球の型か…防御力の解明につながる可能性も
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20211209-OYT1T50227/

日本人の約6割にある白血球の型「HLA―A24」を持つ人は、風邪の原因となる季節性コロナウイルスに対する免疫細胞が、新型コロナウイルスの感染細胞も攻撃するという実験結果を、理化学研究所のチームが発表した。英科学誌コミュニケーションズ・バイオロジーに論文が掲載された。
過去に季節性コロナに感染した人が、新型コロナに感染すると、体内で眠っていたキラーT細胞が速やかに増え、感染細胞を排除している可能性があるという。

 

政府の対応の成果ではありませんから、これがまさに日本人がコロナ感染や致死率が低い理由かもしれません。

とは言っても今まで多くのかたがコロナで亡くなっていますから、これからも十分に注意が必要なことは、言うまでもありません。

 

一方、お隣の韓国では感染の勢いが止まりません。

韓国、コロナ死亡者80人で過去最多…新規感染者6977人
12/11(土) 12:05配信 中央日報

中央防疫対策本部は11日0時基準で一日の新規感染者数を6977人、累計51万583人と発表した。新規感染者数は前日(7022人)より45人少ないが、8日以降4日連続で7000人前後。金曜日基準では初めて6000人を上回った。先週金曜日(発表日基準は土曜日の4日)の5352人と比較すると1625人も多い。


韓国、11月から「ウィズコロナ」開始 接種目標達成で規制緩和
ロイター編集

 韓国政府は10月29日、新型コロナウイルス感染防止策で実施していたレストランやカフェの営業規制を解除すると発表した。ジムやサウナ、バーといった感染リスクの高い場所向けにワクチン接種証明を導入する。
11月1日から「ウィズコロナ」措置の第1段階を1カ月程度実施、来年2月までに全ての規制解除を目指す。

 

韓国国民の70%、ウィズコロナで「危険が高まった」
12/11(土) 14:05配信 WoW!Korea
韓国で、‘段階的日常回復(ウィズコロナ)'期間にも新型コロナウイルス感染症の感染の危険は大きくなったという意見が優勢というアンケート調査結果が出た。

韓国が、ウィズコロナ政策を発表した時に筆者も大変心配しましたが、誰が見ても感染が増えている時に、日本に対抗してウィズコロナ政策を強引に断行した政権の責任です。それによってたくさんの人が亡くなっているのに、政権が存続できるということが、不思議でなりません。統治機構の違いなのでしょうか。

又、「反日」という切り札で、なんとか政権を維持していくのでしょう。

 

今現在世界は、「中国」と「コロナ」という2つの問題に振り回されています。

残念ながら、これからも同様に続くことでしょうが、我々日本人は粘り強く互いにコミュニケーションをよく取りながら、うまく乗り切っていかなければなりません。

 

今回も最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

 

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