ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

騒音の非聴覚的健康への影響

筆者も苦手なことの一つに「騒音」があります。実体験として騒音があると眠れないしイライラします。その結果恐らく血圧も上がるでしょうしイライラしてじっくり思考もできません。 この騒音と人間のかかわりに関して少し調べてみました。 The Lancet Journa…

サル痘2

以前サル痘に関する記事を書かせていただきました。 drhirochinn.work 今日はこの続編です。 その後海外の感染は拡大しているようです。 “サル痘”世界で拡大 ヒトへの感染で変異加速か6/25(土) 12:29配信 テレビ朝日系(ANN)https://news.yahoo.co.jp/artic…

好中球の活性化を介した急性炎症反応は、慢性的な痛みの発症を防ぎます

今回は、ある意味怖い研究をご紹介します。 British Journal of Sports MedicineOriginal research成功した10秒間の片足スタンスのパフォーマンスは、中高年の個人の生存を予測します https://bjsm.bmj.com/content/early/2022/06/22/bjsports-2021-105360 …

PPI

筆者は仕事柄薬剤を多く使いますので、一般的にその利益と弊害に関しては日常的に実感するところです。 以前薬に関しての記事をいくつか書かせていただいていますが、今回も医療記事の中にこの薬に関しての注意事項が散見されますので皆さんにお伝えしておこ…

御すし宇佐美

今日の家内との昼食会は、御すし宇佐美さんに行ってきました。 大変美味しいお寿司でした。しかも店内も静かでいい雰囲気のお寿司屋さんでした。 午前11時30分の予約をして伺いました。少し早めについてしまいましたので近辺を散歩して時間をつぶしてから入…

難聴と耳鳴

筆者の担当する外来は整形外科で、多くの年配の患者さんが通院されていますが、最近特に感じるのは難聴の患者さんが増えているなあということです。 マスク越しの会話ですからその分そういう印象を持つのかもしれませんが、大声を張り上げないと話が通じない…

若年成人の自殺念慮に対するスマートフォン治療アプリケーションの効果

自殺行動と自傷行為は青年期によく見られ、自傷行為の理解と治療における最近の進歩、および自傷行為と自殺と自殺未遂のリスクとの関連性にもかかわらず、自殺死亡率の低下の進展はなく、過去60年間の自殺死亡率の実質的な低下はありません。自殺は、西欧の…

3回目ワクチン接種を!

皆さんおはようございます。 筆者の勤める地域でももちろん3回目のワクチン接種を実施していますが、1,2回目と違い地域の住民の関心がかなり低いという印象を受けます。ご存じの通りファイザー社製ワクチンは、1バイアル6人分ですから6人まとまって接種す…

自殺報道

ウクライナ侵略問題でのロシアの露骨なプロパガンダとしての虚偽の報道を見るにつけ、マスコミや報道の重要性と影響力の大きさを再確認します。 自殺報道に関して、以上のような注意喚起がマスコミに対して厚労省より出されました。これは、以下のWHOの勧告…

赤身肉もたまには・・・

このところ毎週のように近くのお店に行って昼食をいただいていますが、今日も歩いて数分のステーキ屋さんに行ってきました。実は別のお店を目指して行ったのですが、そのお店が夜だけの営業だったため、飛び込みで入ったお店でした。 予約なしで入店しました…

認知症の症例発見における年齢と出生年に関する2つの質問の有用性

おはようございます。 9連敗中のエンゼルス戦を見ながら(聞きながらというべきですね)記事を書いています。 今日も認知症の面白い研究を2つご紹介します。 Psychogeriatrics原著誕生の季節とアルツハイマー病の病理に対する脆弱性:invivo陽電子放出断層…