ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

反ワクチン報道

医療が医療従事者と患者の共同作業として定着し、それが社会的に認知されるためには、医療に関連する様々な知識や医療の現状が常識として広く社会に共有されることが重要です。そのために、医師は医学や病気に関する専門的知識のみならず、現在の医療制度や…

SARS-CoV-2 ワクチンの安全性  2

drhirochinn.work jamanetwork.com 1月16日の記事にて、Pfizer/BioNTech 社製のmRNAワクチンとModerna社/NIAID製のmRNAワクチンの臨床試験の結果をお伝えしましたが、その後実際に接種が始まり上記の論文の時点で約190万人に接種した後のデータが出ました。…

もう一つのワクチン AZD1222

AZD1222は、オックスフォード大学とそのスピンアウト企業Vaccitechによって共同で発明され、英国アストラゼネカ社が販売のワクチンです。このワクチンは、複製できないように処理をした弱毒化されたチンパンジー由来の風邪のアデノウイルスに、SARS-CoV-2ウ…

アナフィラキシー

drhirochinn.work 今回の記事で皆さんが混乱されると全く本意ではありませんので、あらかじめお断りしておきますが、これから始まるワクチンによって集団免疫が得られればコロナ感染症は終息します。よって私は強くお勧めいたしますが、特にアレルギーをお持…

サイトカインストーム

drhirochinn.work 前回に続き今回も免疫、特に C O V I D -19における免疫異常に関して勉強していきたいと思います。 今回のテーマは、サイトカイン。 サイトカイン(Cytokine)とは、低分子量で分泌型のたんぱく質であり、細胞間シグナル伝達物質の総称です…

免疫のしくみ

自然免疫と獲得免疫 【出典元】 www.tyojyu.or.jp 最近、新型コロナウイルスのワクチンの話題が増えるのに伴い「免疫」、「抗体」、「サイトカイン」などの単語が報道にのる機会が増えてきました。膨大な数の研究者と彼らが費やした時間の成果として「免疫系…

SARS-CoV-2 ワクチンの安全性

最近 the NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE で同時期に発表された三つの論文を見ることができましたので、自分の勉強もかねて内容、特に副作用に注目してお伝えしたいと思います。 まず一つ目は、 1)Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Va…

自宅療養

最近は、ますますコロナ感染者が増えており、まさに感染爆発の様相を呈しております。いつ自分が感染するかわからない状況です。もしか(万が一ではなく) 感染した時に慌てないようにするために今から準備をしておきましょう。 入院や宿泊療養はいっぱいで…

新型コロナウイルス感染症の後遺症

【JAMA 2020;324:603-605 より引用】 イタリアからの報告(上記のグラフ)では、コロナウイルス感染症の症状出現後約60日の段階で、少なくとも一つ以上の症状が残存している患者は、87.4%にのぼり、症状としては、倦怠感が53.1%、呼吸困難感が43.4%、関節…

パルスオキシメーター

今回は、アフィリエイトの一環として物販をしようとしているわけでは、ありません。 最近マスコミにも時々登場しているので、皆さんもご存じかもしれませんが、パルスオキシメーターという医療機器があります。指先に装着して動脈血の酸素飽和度が簡便に計測…

疑問だらけの S A R S -C o V - 2 の起源

2019年12月8日に武漢市内で原因不明の肺炎が発生し、その後27人の患者が発生したと、中国が W H O を通して発表したのは、ちょうど一年前の12月31日でした。 なぜかその後中国政府は、発生源の第三者調査を求めたオーストラリアに猛反発し、同国産牛肉や大麦…

謹賀新年

旧年中は、色々とお世話になりました。 今年はいい年になりますように、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

スウェーデンのその後ー日本の参考にー

今日もまた日記風に書かせてもらおうと思っていましたが、どうもテレビを見てもPCや携帯でニュースを見ても、やっているのはコロナの報道ばっかり。しかも何も政策・対策を打ち出せない政府や自治体のTOPの無能ぶり、その裏では困り果てている国民の姿が伝え…

療養解除はいつ?

年末も押し迫ってきましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。 私は相変わらずまったりとした時間を過ごしています。(コロナの最前線で働く方々からは、怒られそうですが) 以前の記事で、コロナに関していくつかの疑問がありますと書きましたが、実はもう…

医者の生活

皆さんこの一年、お仕事大変ご苦労様でした。 私はおかげさまで12月28日が仕事納めで、昨日今日とのんびりブログを書いたり、you tubeで音楽を聴いたり、ボケーとしたりして一日を過ごしています。 時々投稿されてくる”読者”の記事を、残らず読ませてもらっ…

コロナだけではありません。医療は。

今回は、少しコロナから離れてみようと思い、私の仕事中のエピソードから、はじめての”日記”風に書いてみたいと思います。 私は、大体週に一度、コロナ蔓延地区にある整形外科クリニックで、非常勤の仕事をしています。 つい最近あったことですが、行ったら…

ワクチンの有効率95%!?

今日報道によると、アメリカで新型コロナウイルスに対するワクチンの接種がこれまでに100万回に達したとのことです。現時点で接種の対象者となっているのは、医療従事者と高齢者施設の入居者などで、全米で1700万人以上にのぼるとのことです。 しかも、ファ…

C O V I D -19での医療崩壊の理由は?

医療崩壊つまりコロナ患者さんだけでなく、通常の疾病の患者さんも受け入れができなくなるという意味ですが、これに関しては、影響は既に出ていました。 緊急で入院或いは手術が必要になるのは何もコロナ患者だけではありません。このまま悪化したらコロナ患…

C o v i d -19 に関するいくつかの疑問

先般千葉県医師会主催で、県民公開講座が開かれました。時節柄 Web 開催として行われ、お二人の講師が講演されましたが、大変勉強になりました。 以前から持っておりました私の疑問も概ね晴れたように思います。今回は以下の疑問に対して、自分の勉強も兼ね…

COVID-19 ここまでのまとめ

皆さん大変お疲れ様です。お仕事にコロナに日々体も気持ちも休む暇がないと思いますが、いかがお過ごしですか。 政治家も役人も我々の命には興味はないようですので、自分の命は自分で守り、他の人への感染にも配慮しましょう。 ここまでわかっていることを…

c o v i d -19と医療従事者の死

世界中で新型コロナで医療従事者がたくさんなくなっています。

スウェーデンのCOVID-19 について思うこと

スウェーデンの C O V I D -19 対策が世界の注目を集めています。ほかの欧州諸国のようにロックダウンなど厳しい規制を導入しなかったためです。 そもそもスウェーデンにおける第一例目は、一月下旬武漢より帰国した20代の女性でした。その後スウェーデン国…

COVID-19について

当ブログは、皆さんから見て「整形外科の外来に行くと一体どんな事されるの?」という質問にできるだけ優しく、具体的に答えられるように色々書かせていただいております。 整形外科外来といっても田舎の診療所では、発熱の患者さんもたまに来院されますし、…

千葉県 COVID-19 初期診療マニュアル

今回は、医師会会員に向けて県医師会が発刊した冊子が届きましたので、少し見て頂こうと思います。 本来は医師に向けての発行物ですが、covid-19の診療が、円滑かつ安全に行われるためには、皆さんの情報共有も不可欠と思い、敢えてブログに上げさせていただ…

肥沼信次 先生

秋が深まり、冬の訪れの気配を感じ始める今日この頃ですが、皆さんは如何がお過ごしでしょうか。 ブログを始めてまだ3か月の新参者ですが、人生においては熟練の猛者と申し上げてもいいかなと思います。 人生のこの時期にブログを始めてみて思うのは、ブログ…

COVID-19と医の倫理

マスコミに登場する医師たちは、「医の倫理」に基ずき「自律性」を持ちながら「利益相反があるときは患者側に立つ」根本理念に立ってevidenceのある情報発信や提言を政府国民に行ってほしいと思います。

整形外科に行って 注射 されました

今世間は、親中派ー嫌中派、トランプ派ー反トランプ派、グローバリズムー反グローバリズム等々、以前から存在している二極化がさらに激化しているような気がします。 お互いに求める目標は人々や自分の幸福であるのに、それを得るための方法が全く相反すると…

整形外科に行って 薬 がでました

整形外科の治療上重要な薬についてお話させていただきました。もし整形外科におかかりになるときは、ぜひ参考にしてください。

交通事故の患者さんは辛いよ

全国の事故状況 医療機関から見た流れ 症状固定 損害保険料率算出機構 全国の事故状況この自動車社会において、もちろん皆さんは、運転免許をお持ちのことと思いますが、 皆さんがもし交通事故に遭われてケガをされた時(多くの方が経験したことがないと思い…

病院でのX線検査の ”放射線被爆” 気になりませんか?

この度、全国保険医団体連合会より発表されましたが、新型コロナウイルス感染拡大により5月の診療分において、前年同月と比べ、約9割の医療機関で外来患者数が減少。8割以上で保険診療収入が減少、その内収入減が30%以上の医療機関は、医科で2割、歯科で3割…

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