ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

コロナ・インフルワクチン同時接種 2

新型コロナウイルスのオミクロン株は、デルタ株と比較して重症化リスクが低下したとされ、季節性インフルエンザとの臨床経過を比較することへの関心が高まっています。奈良県立医科大学は、8月4日のプレスリリースで、同大学の野田 龍也氏らによる、日本にお…

お風呂

猛暑もようやく終わり、徐々に秋めいた陽気になってきています。さらに肌寒くなっていきますと我々日本人は、暖かい”お風呂”が恋しくなります。筆者も大好きです。 この深い浴槽に肩までお湯に長時間浸かる日本式入浴法(Japanese-style bathing)を英語では…

オミクロン対応株の2価ワクチン接種

皆さんおはようございます。 厚生労働省は9月12日、ファイザーおよびモデルナのオミクロン株BA.1に対応した新型コロナウイルス2価ワクチンを承認(特例承認医薬品における効能・効果、用法・用量の一部変更承認)したことを発表しました。2価ワクチンの販売…

老化を肯定的に捉える人は否定的に捉える人より健康で長生きする

おはようございます。今日は、大谷選手の試合を見るために朝5時に起きてテレビを見ましたが、残念ながら大谷にホームランは出ませんでした。代わりにジャッジが2本もホームランを打ってしまいましたが、今後にまだまだ期待できますので、応援していきたいと…

療養期間の短縮

皆さんおはようございます。 去る9月7日に、コロナ陽性者の療養期間が短縮されました。有症状陽性者については、入院患者さんの場合はこれまでと同じく10日間かつ症状軽快後72時間という基準ですが、入院以外の軽症者については7日間かつ症状軽快後24時間と…

コロナ・インフルワクチン同時接種

2021年後半から2022年前半にかけて、北半球の多くの国ではインフルエンザの小ないし中規模の流行がみられているということなどから厚労省と日本感染症学会は、今年もインフルエンザ予防接種を推奨しています。 日本感染症学会ガイドライン・提言一般社団法人…

喫煙と癌

現在習慣的に喫煙している者の割合は、16.7%であり、男女別にみると男性 27.1%、女性 7.6%です。この10年間でみると、いずれも有意に減少してはいます。 年齢階級別にみますと、30~60歳代男性ではその割合が高く、約3割が習慣的に喫煙しています。 成人…

COVID-19 罹患後症状

新型コロナウイルス感染症において、感染性が消失し主な症状は回復したにもかかわらず “ 後遺症 ” と呼ばれるような症状、あるいは新たな、または再び生じて持続する症状などに悩む患者が少なからずみられるようになりました。 これをWHOでは、Post COVID-19…

BA.5罹患

これは筆者の抗原検査の結果です。残念ながらCOVID-19に感染してしまいました。 そのせいで記事の更新ができませんでした。 ちょうどお盆休みの期間なのでか発熱外来の予約が取れず、やむおえず知り合いの先生に頼み込んで診ていただいて感染者登録をしても…

家族

人の心の機微に触れるような興味深い研究がありますのでご紹介します。 JACCジャーナル心不全における死別と予後:スウェーデンのコホート研究2022 年 7 月 6 日。 公開された DOI: 10.1016/j.jchf.2022.05.005 バックグラウンド心不全 (HF) の予後における…

高齢者の骨粗鬆症に対する薬物療法

おはようございます。 筆者は整形外科医として日々多くの患者さんの診療を担当させていただいていますが、その中でとりわけ多くの骨粗鬆症患者さんを拝見しています。 日常の診療に役立てるために、多くの論文や医学雑誌の記事にできるだけ目を通すよう心が…

無症候性感染

今回は無症候性感染、無症状病原体保有者について考えてみたいと思います。 無症状病原体保有者① 咽頭にはウイルスは存在したが、その人の免疫により発病に至らない場合② 感染初期であるために、いまだ症状が出ていない状態③ 以前に症状があったが、現在は症…

武漢の華南海鮮卸売市場由来

新型コロナウイルス感染症の起源について、日常の感染症対策に追われて、我々はとかく忘れがちになりますが、中国の武漢市から発生したことを否定する人は、現在はまずいないことでしょう。 過去に筆者はいくつかの記事を書かせて頂いておりますが、コロナ起…

コロナと医療費抑制政策

筆者は前の記事で「私立病院は長らく続く医療費抑制政策の結果、十分なコロナ対応ができない」旨書かせていただきました。 これに関しては、COVID-19診療に直接的に大きな影響があり、我々医療者だけの問題ではありませんので、今回のテーマにさせていただき…

コロナ感染と熱中症

連日30度を上回る暑い日が続いているうえに、コロナ感染者数も急増しています。ここでいつも心配になるのは、熱中症かコロナ感染か非常にわかりにくいということです。 この度、日本救急医学会が『新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き…

コロナ禍 2年半を振り返って

中国の武漢市を発生源とする新型コロナウイルス感染症が世界や日本を襲って、早二年半が経ちました。しかし中国政府の情報隠蔽や解明妨害などがありいまだに起源と責任の所在が明らかになっていません。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work…

血清疫学調査

感染性病原体に対する抗体を持っている集団の個人の割合は、血清有病率と呼ばれます。血清有病率調査の結果は、特定の集団の何人が以前にSARS-CoV-2に感染した可能性があるかを理解するのに役立ちます。 SARS-COV-2ウイルスに対する抗体保有率は、その国その…

寿司よし佳とシェ松尾

今日は妻との恒例の日曜ランチの日でした。また二人の大好きなお寿司屋さんに行ってきました。浦和でも有名な”よし佳”さんです。 12時入店の予約でしたが10分ほど早くついてしまい、炎天下の中、店の外で少し待ちました。 ちょうど12時に開店し入店しました…

インフルワクチンでアルツハイマー病4割減  

認知症は現在及び将来の日本にとって重要な問題です。 認知症の有病率は人口の高齢化を超えて増加しており、高齢化に加えてほかの要因が認知症の高齢者の数の増加に関与していることを、次の研究は示唆しています。 2022年6月26日 https://doi.org/10.1111/p…

熱曝露と健康

おはようございます。 毎日暑い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 この暑さの原因は地球温暖化の結果であると思われます。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、気温が132年間に0.85℃上昇していることがが確認…

人工甘味料

食の安全に関しては、我々消費者側からすると安全と危険の選別からして非常にむつかしい問題です。例えば、食品添加物に関して、一般社会で広範囲に使用された後で安全性への疑問がわいてきます。 今回のテーマは人工甘味料です。 摂取カロリーを抑えて虫歯…

子供の近視

筆者が日本医師会雑誌の内容を時々お伝えしているのは、医療の基本概念であるE B M (Evidence Based Medicine)に基づいて、広く認められている医学常識や最新情報を皆さんにお伝えしやすいからです。 医師、歯科医師、薬剤師、看護師などの医療者が発する医…

騒音の非聴覚的健康への影響

筆者も苦手なことの一つに「騒音」があります。実体験として騒音があると眠れないしイライラします。その結果恐らく血圧も上がるでしょうしイライラしてじっくり思考もできません。 この騒音と人間のかかわりに関して少し調べてみました。 The Lancet Journa…

サル痘2

以前サル痘に関する記事を書かせていただきました。 drhirochinn.work 今日はこの続編です。 その後海外の感染は拡大しているようです。 “サル痘”世界で拡大 ヒトへの感染で変異加速か6/25(土) 12:29配信 テレビ朝日系(ANN)https://news.yahoo.co.jp/artic…

好中球の活性化を介した急性炎症反応は、慢性的な痛みの発症を防ぎます

今回は、ある意味怖い研究をご紹介します。 British Journal of Sports MedicineOriginal research成功した10秒間の片足スタンスのパフォーマンスは、中高年の個人の生存を予測します https://bjsm.bmj.com/content/early/2022/06/22/bjsports-2021-105360 …

PPI

筆者は仕事柄薬剤を多く使いますので、一般的にその利益と弊害に関しては日常的に実感するところです。 以前薬に関しての記事をいくつか書かせていただいていますが、今回も医療記事の中にこの薬に関しての注意事項が散見されますので皆さんにお伝えしておこ…

御すし宇佐美

今日の家内との昼食会は、御すし宇佐美さんに行ってきました。 大変美味しいお寿司でした。しかも店内も静かでいい雰囲気のお寿司屋さんでした。 午前11時30分の予約をして伺いました。少し早めについてしまいましたので近辺を散歩して時間をつぶしてから入…

難聴と耳鳴

筆者の担当する外来は整形外科で、多くの年配の患者さんが通院されていますが、最近特に感じるのは難聴の患者さんが増えているなあということです。 マスク越しの会話ですからその分そういう印象を持つのかもしれませんが、大声を張り上げないと話が通じない…

若年成人の自殺念慮に対するスマートフォン治療アプリケーションの効果

自殺行動と自傷行為は青年期によく見られ、自傷行為の理解と治療における最近の進歩、および自傷行為と自殺と自殺未遂のリスクとの関連性にもかかわらず、自殺死亡率の低下の進展はなく、過去60年間の自殺死亡率の実質的な低下はありません。自殺は、西欧の…

3回目ワクチン接種を!

皆さんおはようございます。 筆者の勤める地域でももちろん3回目のワクチン接種を実施していますが、1,2回目と違い地域の住民の関心がかなり低いという印象を受けます。ご存じの通りファイザー社製ワクチンは、1バイアル6人分ですから6人まとまって接種す…