ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

COVID-19

香港の予防接種の失敗

中国のウイグル・香港などでの人権問題やロシアのウクライナ侵略などで、国際社会は嫌というほど独裁政治体制下での数多くの生命の軽視に直面しています。 医学雑誌に掲載された記事からその一端を見てみましょう。 香港の予防接種の失敗がどのようにして世…

免疫飽和効果と抗原原罪

コロナワクチンの4回目接種が厚労省より発表されています。 【https://www.mhlw.go.jp/content/000936229.pdf 2022年5月14日閲覧】 4回目接種に関しては、厚労省の発表のような対象で適切と思いますが、免疫学的に言うと以下のようにも考えられるということ…

ノババックス製ワクチンと情報

厚生労働省は4月19日、ノババックス製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンについて製造販売を承認しました(国内の申請者は武田薬品工業)。一般名は組換えコロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン、販売名はヌバキソビッド筋注。国内で承認を得た…

療養解除

筆者の周辺でも新型コロナウイルス感染症にり患したり、濃厚接触者になったりする場合が少しずつ出ており、療養解除について1回まとめておきたいと思います。 1)感染者の場合 https://www.mhlw.go.jp/content/000814817.pdf 2022年4月10日閲覧 2)濃厚接…

4回目接種2

drhirochinn.work この以前書の記事の中で、「医療従事者の感染に対するワクチン有効性が低く、ウイルス量が比較的多いことから、感染者が感染性であることがわかりました。したがって、健康な若い医療従事者への4回目のワクチン接種は、わずかな利益しか得…

超過死亡率2

drhirochinn.work 以前、超過死亡率の記事を書かせていただきましたが、最近またそれに関する論文が出ましたのでご紹介します。 The Lancet Journal記事| オンラインファーストCOVID-19パンデミックによる過剰死亡率の推定:COVID-19関連の死亡率の体系的分…

COVID援助詐欺

米国の医療情報サイト WebMDHealth NewsによりますとCOVID-19給付金詐欺が80億ドルを超えているとのことです。 ニュース> WebMDHealth News司法省によると、80億ドルを超えるCOVID援助詐欺が発見された2022年3月14日 https://www.medscape.com/viewarticle/9…

BA.2

日本において今後オミクロン株の亜種BA.2が増加してくる可能性があります。 日本の研究者は、動物実験でのBA.2の研究結果を発表しました。 bioRxivSARS-CoV-2BA.2バリアントのウイルス学的特徴doi: https://doi.org/10.1101/2022.02.14.480335https://www.bi…

3回目のmRNAワクチンの有効性

drhirochinn.work 座位時間が最長の日本ですので、最近はアウトドアの時間を増やすように気をつけています。 というわけで朝記事を書いた後、近くの河川敷に散歩に出かけました。 今日は、すごく暖かい日でしかも風がほとんどないので余計に暖かく感じました…

最近の西欧の死亡者数の推移

最近の西欧と日本のワクチン接種状況をお示しします。 最近の西欧の感染者数と死亡者数の推移をお示しします。 上記は、フランス、ドイツ、イギリス、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの感染者数と死亡者数の推移です。 死亡者数は、決して増…

より高いレベルの信頼(政府および対人関係)は、感染が少ない

また一つ面白い論文が発表されました。ご紹介します。 The Lancet Journal記事| オンラインファーストパンデミック対策とCOVID-19:感染率と致死率の探索的分析、および2020年1月1日から2021年9月30日までの177か国における対策に関連する状況要因オープンア…

わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する

「わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する」大学教授が予防効果アリと期待する"ある飲み物"1/28(金) 15:16配信 PRESIDENT Online 新型コロナウイルスの感染予防にはどんな対策が有効なのか。大阪府立大学の山崎伸二教授は「紅茶には感染予防効果があると…

抗原定性検査キット

オミクロン株の感染拡大に伴いその検査キットである抗原定性検査キットの品不足が深刻のようです。 ここで一回、抗原定性検査及びそのキットに関してまとめておきたいと思います。 ワクチン・検査パッケージ制度における抗原定性検査の実施要綱 令和3年 1 1…

通勤電車内感染

オミクロン株の急激な増加に伴って、再び通勤電車内での感染の危険性について論じられています。筆者は過去に2つこれについての記事を書かせていただいています。 drhirochinn.work drhirochinn.work 1)Clinical Infectious Diseases列車の乗客における20…

SARS-CoV-2の迅速診断検査

SARS-CoV-2の迅速診断検査について手順をもう一度まとめておきたい思います。 臨床実践SARS-CoV-2の迅速診断検査ポール・K・ドレイン、MD、MPH2022年1月20日 NEngl J Med 2022; 386:264-272DOI:10.1056 / NEJMcp2117115 重要な臨床ポイントSARS-CoV-2の迅…

若者は検査せず

ニュース> ロイター健康情報オミクロンは高齢者の入院を増加させていない、英国のCOVIDアドバイザーは言う2022年1月21日 ロンドン(ロイター)-オミクロンコロナウイルスの症例の波は、その年齢層でより多くの症例があるにもかかわらず、予想された高齢者の…

沖縄のオミクロン株

drhirochinn.work drhirochinn.work 日本国内でオミクロン株感染が一番進行している沖縄からの積極的疫学調査の結果です。 沖縄県におけるSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)症例の実地疫学調査報告 (速報掲載日 2022/1/11)https://www.niid.g…

経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」

案の定オミクロン株が激増して新たな不安材料になっています。我々は少し前の感染者数の激減に根拠のない自信を持ってしまい、対策がおろそかになっていたかもしれません。筆者が何度もお書きしているように、政権と官僚の不作為でワクチン3回目接種がかなり…

オミクロン株

オミクロン株の市中感染が、日本でも予想通り増えてきています。 海外ではどうなっているのでしょう? 英仏伊加で感染最多 独でオミクロン初死者12/24(金) 23:21配信 産経新聞https://news.yahoo.co.jp/articles/88da4025b0c4095074879604d9786c6448a38194 …

廃水テスト

今回は、「廃水テスト」についての記事です。 ニュース> WebMD Health News廃水テストでオミクロンを検出する都市2021年12月10日 https://www.medscape.com/viewarticle/964622 米国の多くの都市では、廃水でテストを実行することにより、オミクロンバリアン…

韓国とコロナ

オミクロン株の感染を確認 飛行機に同乗し、濃厚接触者となった男性朝日新聞デジタル 記事 枝松佑樹2021年12月11日 19時12分https://www.asahi.com/articles/ASPDC6DGPPDCULBJ005.html 厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染…

主張しない日本

オミクロン株そのものより、オミクロン株に対する恐怖のほうが全世界を駆け巡っているように見える昨今です。 WHO、日本の対応「理解困難だ」 外国人入国の禁止措置を批判毎日新聞 2021/12/2 08:40 https://mainichi.jp/articles/20211202/k00/00m/030/01200…

抗体保有率

上のグラフは、最近の東南アジア諸国とインド、日本の感染者数の推移を示しています。眺めていると、今年に入って100万人当たり約100人以上の感染者数の波を経験した国々は、最近感染者数が減ってきています。とりわけインド、インドネシア、日本は激減して…

感染者激減の理由

今現在も、新型コロナウイルス感染者数が低いレベルで推移しています。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 今回の記事も激減の理由に関してです。今回の説が本当ならもう2度と感染の大きな波は起きないと断言されています。 「激減した理由…

新型コロナウイルスワクチンにおける情報公開

政権選択選挙も終わって、野党の自滅により辛うじてギリギリ数を維持できた与党政権ですが、「説明しない」「責任を取らない」「請求に応じない」という3Sをこの先も続けていると、来年の参院選は全く結果がわからなくなるものと思われます。 政権や官僚が…

第6波

現在コロナ感染者数が引き続き非常に低い数字で推移しており、ウイルス自滅説すら飛び交っていますが、その正しい理由は誰も説明できていません。 ワクチン効果の低下などに関しては、過去の記事でお話してきました。 drhirochinn.work 先日いつも詳細な研究…

ウィズコロナ

drhirochinn.work 前稿に続いてゼロコロナ・ウィズコロナについてもう少し考えてみたいと思います。 果たしてゼロコロナは実現できるのでしょうか? まず次期冬期オリンピックが開催される中国はどうでしょうか。 「ゼロコロナ」の呪縛から逃れられるか中国…

各国のワクチン接種率、ワクチンの種類、感染者数の推移とマスク着用率

筆者は昨今の感染者激減の理由を探るべく、色々検索しています。ウイルスそのものは大きく変わっていないので、やはりワクチンとマスクの着用などの個人の感染対策の結果なのかと考えられます。 そこで各国のワクチン接種率、ワクチンの種類、感染者数の推移…

免疫記憶

drhirochinn.work drhirochinn.work 以前記事に書かせていただきましたが、免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」があります。自然免疫はヒトに先天的に備わっているもので、病原体が体に侵入してきた際に働きます。 免疫記憶とは、1度感染したことがある病原…

第6波に向けて

コロナ感染者の急減に関して、明確な理由を指摘できる専門家は一人もいません。 drhirochinn.work 非常に好ましい状況にはありますが、その理由がはっきりわからないというある意味恐ろしい状況にあります。 ワクチンサイドから考えるのにあたって一つの論文…