ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

最近の西欧の死亡者数の推移

最近の西欧と日本のワクチン接種状況をお示しします。

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最近の西欧の感染者数と死亡者数の推移をお示しします。

 

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上記は、フランス、ドイツ、イギリス、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの感染者数と死亡者数の推移です。

死亡者数は、決して増えていません。

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イスラエルも、直近では、以上です。

 

欧州のコロナ規制、相次ぎ緩和 英は水際対策ほぼ撤廃 
新型コロナ

日本経済新聞 2022年2月12日 2:39 (2022年2月12日 5:08更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR10FIR0Q2A210C2000000/

フランスはワクチン接種証明の提示義務をなくす方向だ。感染者数は依然高水準だが、重症者が増えていないことから通常の生活に近づける。製薬会社も今年中の収束を視野に入れ始めた。
英政府は11日から、ワクチンを2回接種した人についてはイングランド地方に入国する際に求めていた検査を不要とした。隔離も必要ない。政府が変異型「オミクロン型」対策としてブースター接種(追加接種)を急ピッチで進め、重症者が減っていることが背景にある。
ブースター接種が進んだ欧州では、感染者の数よりも重症者の動向を重視する。規制解除には一部で批判もあるが、行動の制限はいつまでも続けられるものではなく、重症化率が高くなければインフルエンザなどと同じように扱うというのが英国などの立場だ。英国では人工呼吸器が必要な患者がオミクロン流行の間も増えておらず、足元では減少傾向にある。
スウェーデンは9日から、国内での規制をほぼ全廃した。ロイター通信によると、無料のコロナ検査も打ち切り、事実上の終息宣言となる。ハレングレン保健相は「パンデミック(世界的大流行)は終わったといえるだろう」と述べた。もはや社会の脅威ではないと位置づけるという。英国も早ければ2月中に感染者の隔離義務を撤廃する方向だ。
フランス政府のアタル報道官は、2021年12月ごろに始まったオミクロン型や、「デルタ型」による感染の波はピークを超えたとみられ、「(3~4月には)状況が十分に改善していると考えられる」と説明した。


欧州は新型コロナウイルスと「停戦」へ 高いワクチン接種率などで=WHO
2022年2月4日 BBC NEWS
https://www.bbc.com/japanese/60255290

デンマークは新規感染者数がなお多い。だが当局は、オミクロン株が急速に蔓延(まんえん)していても、高いワクチン接種率によって重症化が防げているとして、流行は「深刻な脅威」には当たらないとしている。
ノルウェーも制限緩和を発表。スウェーデン政府は9日から国内の制限をほぼ解除することを明らかにした。
スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相は記者会見で、「パンデミックは終わっていないが、我々は全く新しい段階に突入する」と述べた。

 

drhirochinn.work

この筆者の記事に対して、ごく一部の読者からの反論に対して上のデータと記事を掲載させていただきます。

日本では、1,2回目ワクチン接種は急ピッチで接種したおかげで西欧並みになりましたが、ブースター接種に関してはかなり遅れています。

データからお分かりいただけるように、欧州各国は感染者数に比して死亡者数は決して増えていません。経済の重要性を考えて規制緩和に舵を切ったものと考えられます。

筆者の言葉足らずで誤解を与えてしまったのなら、深くお詫びしますが、むやみに人を攻撃的な言葉で非難するのはブログを書く人の態度として正しいものではありません。

一般に反論するのは構いませんが、データを示してご自身のご意見を主張されるのが正当と考えます。

宜しくお願い申し上げます。