ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

六四天安門事件

中国共産党政権が学生らの民主化要求運動を武力で弾圧し、多数の犠牲者を出した天安門事件から本日4日で34年になります。改革派の胡耀邦元総書記が1989年4月に死去したことを機に、学生らが天安門広場で求めたのは「民主」であり「自由」でした。そ…

熱帯夜の死亡リスク

この5月記録的な暑さが続き、まだ暑さになれていない我々は、その対応に苦労しました。 熱による健康への影響はわかっていますが、その研究の多くは一日の最高気温や平均気温をもとになされています。 一日の最低気温つまり夜の気温をもとに健康への影響を調…

臨死体験の正体は?

おはようございます。 私事ですが、職場が変わり忙しい毎日を過ごしており、ブログも休みがちになっています。その中でも様々な論文にはできるだけ目を通すようにしています。 今日は少し重い内容ですが、臨死体験にかかわる研究をご紹介します。 RESEARCH A…

在宅?施設?

おはようございます。 つい最近知り合いの先生が癌に罹患され入院されました。かなりの進行がんのようです。職場復帰はむつかしいとのことです。 一般的にがんの終末期を自宅か病院どちらで過ごすのか大きな選択になります。自宅で家族と過ごすのか、緩和ケ…

ノンアルコール飲料

アルコールの弊害が少しずつ明らかになってくるにつれて、ノンアルコール飲料の消費が多くなっているように筆者には感じられます。 個人的にはアルコールに強い体質ではありませんので、しばらく前から気分的に楽しめるノンアルコールや微アルのビールなどを…

高尿酸血症

日頃外来で患者さんを拝見していると、高尿酸血症の患者さんを多く見かけます。 この中で高尿酸血症による痛み発作を起こしたことのある人が、痛風患者さんということになります。 痛風というとすぐ食事の偏りと思いがちですが、実は食事より遺伝的な寄与が…

和食と健康

皆さんおはようございます。 今日も朝の散歩に行ってきました。やや曇り気味の天気でしたが暑くも寒くもなくいい散歩日和でした。まだところどころソメイヨシノが咲いており、少し花が散ってきている桜はまた別の趣があります。 今日は、「日本人にとって体…

パンデミックは終息か?

第8波もすっかり落ち着いてきているというより、年度代わりということもあって、まだパンデミック中であるということをすっかり忘れている今日この頃です。 最近の把握されている感染者数はどうなっているのでしょう。 https://covid19.mhlw.go.jp/ データか…

男女平等を高めると、女性と男性の寿命が延びる

最近非常に忙しくて記事の更新ができていません。大変反省しております。 先週の日曜日も今日も河川敷に散歩に行ってきました。 先週スマホで撮ってきました写真をお出しします。 この早春の小さな青い花の名前は、オオイヌノフグリだそうです。ちょっと見た…

ブレスワーク

おはようございます。 今回はブレスワークについて書かせていただきます。 ブレスワークとは、呼吸を意識​​的にコントロールすることが、人の精神的、感情的、または身体的状態に影響を与え、治療効果があると言われているさまざまな呼吸法を指す用語です。 …

見た目年齢

「人は見た目じゃない」と筆者は以前から信じていました。その気持ちのおかげで何とか今まで生活できてきた気がします(笑)。しかし今回この安心を与える考えがぶち壊されるような研究が発表されました。 British Journal of Dermatology若々しい顔立ちは、…

流す前にトイレのふたを閉めることが重要

Medscape Orthopedics流す前にトイレのふたを閉めることが重要Medscape Staff February 14, 2023https://www.medscape.com/viewarticle/988245 トイレは流す前に蓋を占めなければいけないようです。我が家のように自動で洗浄するタイプはいちいちマニュアル…

2月12日

皆さんおはようございます。 昨日は建国記念日、紀元節でした。 現行の「国民の祝日に関する法律(祝日法)」の第1条には「自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞって祝い…

足湯

筆者が無類のお風呂好きであることは、以前の記事で書かせていただきました。 drhirochinn.work しかし全身浴である「お風呂」以外に、部分浴である「足湯(足浴)」の効能などについて筆者なりに考えてみました。 「足湯は、銭湯や温泉文化が発達した日本人…

再度マスクを

おはようございます。 新型コロナ感染症も4年目に入り、ついに国の感染対策も大幅に舵を切ってきた感があります。主に経済と対外的な観点からの変更と思います。 しかし高齢者のリスクは依然として高く、社会的な防疫策で守られているとはとても言えない状況…