筆者は昨今の感染者激減の理由を探るべく、色々検索しています。ウイルスそのものは大きく変わっていないので、やはりワクチンとマスクの着用などの個人の感染対策の結果なのかと考えられます。
そこで各国のワクチン接種率、ワクチンの種類、感染者数の推移とマスク着用率を調べてみました。
欧米各国は、ワクチン接種率は高いのですが決して感染者数が減ってきているとは言えません。ワクチンの種類は日本とほぼ同じなのですが。
それではマスク着用率でみてみましょう。
https://www.nrc.co.jp/nryg/200428.html
日本リサーチセンター Member of Gallup International Association
新型コロナウイルス自主調査 第6回調査結果
~世界26か国別・感染予防行動の実施状況~
データがやや古いですが、やはり日本も含め東アジア諸国のマスク着用率が高いです。
それでは、東アジア諸国のワクチン接種率と感染者数はどうなっているのでしょう。
ワクチン接種率の高いカンボジア、マレーシア、日本、韓国、モンゴルについて直近の感染者数の波のピークの約1か月前(ワクチン接種して効果が出るのに約2週間、感染して症状が出るのに約2週間とする)のワクチンの接種率を調べてみると、カンボジア51%、マレーシア20%、日本26%、韓国34%、モンゴル60%でした。
またワクチンの種類を調べてみますとカンボジアは、シノファーム・シノバックなどの中国製、マレーシア・日本・韓国・モンゴルは、主にファイザー、アストラゼネカなどのワクチンを使用しています。
モンゴルは、ワクチン接種率の推移が他と違ってなだらかに上昇しており、その分なのかピーク1か月前の接種率は60%でした。
結局、感染者数の推移・ワクチンの種類・マスク着用率で日本と似ているのは、マレーシア、韓国、モンゴルということになりましたが、モンゴルは既に6月2日に接種率41%に達しておりワクチンの発症予防効果が切れてきていると考えれば60%は理解可能です。
今後の流行の波の予測がむつかしいですが、感染者数が大きく減ってきているのは日本だけではなく、今後の3回目ブースターなどのワクチン戦略や規制解除を間違えなければ、それほど大きな波は今後来ないのではないかと思われます。
ゼロコロナの国々が苦しんでいる中、ウィズコロナ戦略に向かっている日本には明るい未来が待っていると心より信じたいと思います。
最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。