ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

主張しない日本

オミクロン株そのものより、オミクロン株に対する恐怖のほうが全世界を駆け巡っているように見える昨今です。 WHO、日本の対応「理解困難だ」 外国人入国の禁止措置を批判毎日新聞 2021/12/2 08:40 https://mainichi.jp/articles/20211202/k00/00m/030/01200…

遺伝子診断の現状

今回は、筆者自身、医学部に入学して講義を受けた頃とは違って、目覚ましい進歩を遂げている分野「ゲノム医療」に関して、皆さんとともに勉強し、既に現在の医療に導入されている「遺伝子診断」などに関して、最低限度の知識を得ておきたいと思います。 今回…

幸福2

drhirochinn.work 以前幸福論について書かせていただきましたが、今回も幸福に関して少し考えてみました。 ORIGINAL RESEARCH articleFront. Psychol., 26 March 2021 | https://doi.org/10.3389/fpsyg.2021.648280幸福の本質的な側面としての内部調和:COVI…

食品中のフタル酸エステルと新規可塑剤の濃度

食の安全はどこの国でも最重要事項の一つです。 Article Open Access Published: 27 October 2021米国のファーストフードチェーンの食品中のフタル酸エステルと新規可塑剤の濃度:予備分析Journal of Exposure Science & Environmental Epidemiology (2021)C…

5~11歳のコロナワクチン

海外ではコロナワクチンの子供への接種を進めているようですが、日本では今どうすべきでしょうか。これに対する答えを岡部先生が明確に述べておられます。筆者も全く同意見です。 drhirochinn.work 5~11歳のコロナワクチン 日本ではどう考えたらいいの?Buz…

変形性膝関節症

今回の記事も整形外科に関してです。外来の診療のおいて腰痛とともに非常に多い症状が膝関節痛です。 50歳以上の患者さんはおおむね変形性関節症かこれにまつわる半月板の症状で来院されます。筆者のところでは身体所見を取らせていただいた後、XP検査を施行…

非特異的腰痛

しばらくCOVID-19などの記事が多くなりましたが、今回は原点に立ち返り、整形外科に関することを書かせていただきます。 筆者は整形外科医として、日々外来で様々な患者さんの色々な症状を拝見しています。この中で腰痛は非常に多く、日本人が訴える痛みの中…

大谷翔平MVP

嫌な出来事やニュース記事が増えた昨今、久しぶりにいいニュースです。筆者も過去にいくつか関係した記事を書かせていただきました。この選手に対する人種差別的発言などです。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 皆さん…

中国テニス選手、消息不明

drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 今まで中国に関する話題には事欠きませんでしたが、改めてお隣の国の特殊性に驚かされる事件が起きています。 …

幸せとは?

筆者もようやく初老になり、子供たちにも各々子が生まれ、今現在3人の孫が元気に育っています。ありがたいことです。 たまに子供の家を訪れると、百年ぐらい慣れ親しんだペットのように飛んできて”じいじ”と叫んで抱きついてくれます。春風の中で天使たちに…

抗体保有率

上のグラフは、最近の東南アジア諸国とインド、日本の感染者数の推移を示しています。眺めていると、今年に入って100万人当たり約100人以上の感染者数の波を経験した国々は、最近感染者数が減ってきています。とりわけインド、インドネシア、日本は激減して…

感染者激減の理由

今現在も、新型コロナウイルス感染者数が低いレベルで推移しています。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 今回の記事も激減の理由に関してです。今回の説が本当ならもう2度と感染の大きな波は起きないと断言されています。 「激減した理由…

新型コロナウイルスワクチンにおける情報公開

政権選択選挙も終わって、野党の自滅により辛うじてギリギリ数を維持できた与党政権ですが、「説明しない」「責任を取らない」「請求に応じない」という3Sをこの先も続けていると、来年の参院選は全く結果がわからなくなるものと思われます。 政権や官僚が…

骨粗鬆症薬と顎骨壊死

一部のかたはご存知かと思いますが、整形外科でよく処方される骨粗鬆症治療薬と歯科治療時の顎骨壊死との因果関係が今まで言われていましたが、実際にはそのようなことはないということがわかってきました。 我々整形外科医は、抜歯などの歯科治療に際して、…

第6波

現在コロナ感染者数が引き続き非常に低い数字で推移しており、ウイルス自滅説すら飛び交っていますが、その正しい理由は誰も説明できていません。 ワクチン効果の低下などに関しては、過去の記事でお話してきました。 drhirochinn.work 先日いつも詳細な研究…