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本日大谷は、敵地アストロズ戦で D H 先発でした。
『 今季10勝目をマークすれば、1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶり(ニグロ・リーグを含めれば、1922年のブレット・ローガン以来、99年ぶり)の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成することになる。
“元祖”二刀流として知られるルースはプロ入りした1914年から1917年までは投手中心の起用、1918年から打者出場が増えていき、1920年からはほとんどが打者としての出場になった。その転換期だった1918年に、史上唯一の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。
129試合で実施された1918年、ルースは95試合に出場。打者として、317打数95安打の打率.300、11本塁打61打点6盗塁をマークし、本塁打王を獲得している。また、投手としては20試合に登板(19先発)し、166.1イニングを投げて13勝7敗、防御率2.22、125被安打40奪三振を記録した。
1918年のルースは129試合のうち34試合で欠場している一方で、打者として出場した試合は一塁手や左翼手など守備にも就いていた。大谷は打者では指名打者での出場であるものの、140試合のうち欠場は4試合しかない。代打起用となった試合はあれど、当時のルースを遥かに上回るペースで試合に出場し、二刀流を続けていたということになる。
打撃成績を見ても、ルースの317打数95安打11本塁打に比べ、大谷は467打数120安打43本塁打と凄まじい成績。ルースは打者出場が増えた1919年に29本塁打、そしてほぼ打者専念(投手としては1試合登板だけ)となった1920年に54本塁打を放っており、投打二刀流で残す今季の大谷の異次元さが分かる。』(2)
とFULL COUNTに掲載されています。
◆ベーブルース 1917~1920年成績
・1917年:326.1回、24勝13敗、防御率2.01、128奪三振/142打席、打率.325、 2本塁打、 12打点
・1918年:166.1回、13勝 7敗、防御率2.22、 40奪三振/380打席、打率.300、11本塁打、 66打点
・1919年:133.1回、 9勝 5敗、防御率2.97、 30奪三振/542打席、打率.322、29本塁打、114打点
・1920年: 4.0回、 1勝 0敗、防御率4.50、 0奪三振/616打席、打率.376、54本塁打、137打点
ニューヨークタイムズ電子版によると、
『 1918年と1919年の2シーズンでは、ルースの登板機会が1917年以前と比べて半減しつつ、打席数が倍増したことから、記事ではこの2シーズンのみ、「真の二刀流プレーという観点から、ルースによるオオタニ的なシーズンだった」としています。
ルースはヤンキースへ移籍した1920年以降は、実質的に打者に専念しているため、前述したように二刀流選手として大谷と比較できるのは、上記の2シーズンのみ。』(3)
と論じています。
つまり大谷が二桁勝利を挙げればベーブルースをはるかに凌ぐことになります。それに投手と打者リアル二刀流は、ベーブルースには、ほとんどなかったということです。
しかしそもそも野球 リーグ が今と違うし、出場の仕方が違うし、経緯も出身も違います。
比べるのは多分に話を盛り上げるためということでしょうか?
とにかく大谷には、ホームラン王、 M V P を必ず取ってほしいと思います。
今ちょっと不振に陥っていますが、得意の修正力で乗り切ってほしいと思います。
参考文献
1)https://nipponbaseball.web.fc2.com/personal/mbatter/babe_ruth.html
ベーブルース通算成績
2)https://full-count.jp/2021/09/11/post1131428/2/
大谷翔平、103年ぶり大記録なるか “先人”ルースも凌駕する二刀流成績の異次元ぶり
2021.09.11 Full-Count
3)https://news.yahoo.co.jp/articles/3a02efa53be5b55f82623ff55da6a1f6bb274676?page=1
大谷翔平、ベーブ・ルースの生まれ変わりかと言うと、事はそんなに単純ではない
J SPORTS
4)https://www.cnn.co.jp/showbiz/35170081.html
エンゼルスの大谷翔平、本塁打首位で先発登板 ベーブ・ルース以来