おはようございます。
筆者は、最近習慣的な身体活動の健康上の多くのメリットに関しての記事を書かせていただいていますが、運動が肺炎のリスクを抑制する可能性もあることが明らかになりました。
Geroscience
2021 Nov 25. doi: 10.1007/s11357-021-00491-2. Online ahead of print.
身体活動は肺炎のリスクを軽減します:1,044,492人の参加者を含む10の前向き研究の系統的レビューとメタアナリシス
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11357-021-00491-2概要
定期的な身体活動と肺炎のリスクとの間の予想される関連の大きさと特異性を評価することを目的としました。
開始から2021年9月15日まで、MEDLINE、Embase、Web of Science、および関連記事の手動検索で、少なくとも1年間のフォローアップを伴う関連研究が求められました。
1,044,492人の参加者と7681件のイベントからなる合計10件の前向きコホート研究が適格でした。10のコホート研究の集計分析は、定期的な身体活動が一般集団における偶発的な肺炎および肺炎関連の死亡率のリスクの低下と関連していることを示しています。高リスク集団にとって魅力的で実行可能な身体活動の種類を特定し、奨励する必要があります。
2019年の死因の順位は,第1位「悪性新生物(腫瘍)」,第2位「心疾患(高血圧性を除く)」,第3位「老衰」,第4位「脳血管疾患」,第5位「肺炎」でした。
https://www.taishukan.co.jp/hotai/media/blog/?act=detail&id=270
習慣的な身体活動により、肺炎の発症と肺炎に関連した死亡のリスクが低下するという、説得力のあるエビデンスが得られたようです。
解析対象としたいくつかの研究は、週に1回30分間ウォーキングをしている人では肺炎関連死が少ないことを示しています。
よく言われるのは1週間に150分の有酸素運動です。普通のウオーキングでよいと思います。
最近関東圏は、いい天気に恵まれています。正月中のごちそうの食べ過ぎを修正するためにもウオーキングしましょう。