日本と台湾の親密ぶりを強調した記事です。
対中国政策として行っているというのであれば問題はないと思いますが、心情的に親台湾というならそれは少し違うと思います。
以前から筆者は福島県産の輸入制限と尖閣諸島問題(敢えて問題といいます)での台湾の態度に関しては少し疑問を持っていました。
台湾は、中国、香港などと一緒に科学的根拠に基づかずいまだに輸入停止措置を続けています。
又、尖閣諸島問題においても、今の台湾政権は野党の独断専行を許し日本政府も漁業権交渉において台湾に大幅に譲歩しています。
日本国内からも異論が出ています。
あまりいい言葉ではありませんが、中国封じ込めの外交・防衛政策として台湾を利用しているのなら構いませんが、心底から台湾を擁護するお人よし政策なら危険極まりなしです。
国家間の戦略に心情は有害です。日本国民もこの点は理解する必要があると思います。少なくとも福島産物品の輸入制限や沖縄の漁業者に配慮し尖閣諸島漁業権の改善に向けて、日本政府は交渉すべきであると思います。
話は変わりますが、今夜閉幕する G7 サミットでは、『 覇権主義的な行動を強め、人権侵害が問題視される中国への「懸念」を宣言に盛り込む見通し。日米欧が結束して対抗する姿勢を打ち出す。米政府には中国の経済圏構想「一帯一路」に対抗する狙いがあり、自由貿易や民主主義の価値観を共有するG7が足並みをそろえる。 』と伝えられています。
自由民主主義社会とは全く相いれない、中国一党独裁政権の囲い込みは、これからどんどん進んでいくものと思われます。