ある整形外科医のつぶやき

外来の診察室で思うこと

クリスマス

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皆さんこんばんは!

今日はクリスマスイブです。もちろん皆さんはご存じかと思いますが、クリスマスはキリストの誕生日ではありません。

Wikipediaによりますと、『クリスマス(英語: Christmas)は、大多数のキリスト教教派が行う、イエス・キリストの降誕を記念する祭。キリスト降誕祭(単に降誕祭とも)、降誕日、聖誕祭、ノエル(仏: Noël)などとも呼ばれる。「クリスマス」という英語は、「キリスト(Christ)のミサ(Mass)」という意味に由来する。』と載っています。

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「クリスマスはキリストの誕生日」だということを聞いたことがあるという方は、多いのではないでしょうか。
しかし、聖書などではイエス・キリストの正確な誕生日についての記述は、残されていないのだそうです。
そして、クリスマスについては「キリストの誕生をお祝いする日」とされているそう。
ポイントは「誕生日」ではなく、「誕生をお祝いする日」と記載されていることです。
同じようにも思いますが、正確には誕生日ではないということが分かりますね。
さらに、古代のキリスト教ではキリストの誕生日よりも、「十字架にかけられた後に復活した日」を重視されていたと言われています。

筆者も全く知りませんでした。もともとクリスチャンではありませんから、仕方がありません。

またクリスマスイブも少し違います。

『キリスト教に先立つユダヤ教の暦、古代ローマの暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では、現代の常用時とは異なり、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日の夕刻から12月25日朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられる。したがって、教会暦ではクリスマス(降誕日)は「12月24日の日没から12月25日の日没まで」である。12月24日の昼間は「クリスマス・イヴ」ではなく、24日の日没以降がクリスマス・イヴである。』

なんだそうです。

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意外に知らない?クリスマス
世界のクリスマスの習慣 ヨーロッパ編
https://www.eflora.co.jp/f_xmas/colum/xmas/02/

ヨーロッパのクリスマス期間
ヨーロッパにおけるクリスマスの時期は、アドベント(待降節・たいこうせつ)から始まります。アドベントとはキリスト降誕を待ち望む期間で、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの4週間にあたります。
この期間になると、ヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが催され、クリスマスプレゼントやクリスマス飾り、食材などを買い求める人々で街は大賑わい。この時期からクリスマスのごちそうレシピを考えているという方もいらっしゃいます。
12月24日になると、多くの商店、会社、学校などは早じまいし、人々はクリスマスイブ(クリスマスの夜)を家や教会で迎えます。クリスマスマーケットも、24日で終了するところがほとんどです。キリスト教徒はクリスマスイブから教会に礼拝・ミサに出かけます。
翌日の25日はクリスマス当日。ほとんどの街が祝日で、人々は思い思いのクリスマスを過ごします。
25日の後、キリストが異邦人の前に顕現したことの記念日である1月6日の公現祭(こうげんさい)までクリスマスは続き、ツリーなどもそれまでは飾られたままとなります。

ヨーロッパでのクリスマスの一般的な習慣・過ごし方
ヨーロッパの多くの国では、クリスマス当日は家族そろって静かに過ごすことが習慣です。国によっては、親戚一同が集まりお祝いする、日本のお正月のような側面もあります。
日本と異なるのが子どもへのプレゼントの渡し方です。日本では、子どもたちが朝目覚めると枕元やベッドの周りに置かれたプレゼントを発見することが一般的ですが、ヨーロッパではクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれます。子どもたちは、朝目覚めるとツリーに一目散に駆け寄ります。家庭によっては、家族がサンタクロースの振りをして直接手渡しすることもあるそうです。
また、クリスマスカードを贈り合うことも、日本における年賀はがきのように欠かせない習慣です。

 

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ところで今年の日本でのクリスマスの様子はどうなんでしょうか。

12月24日(金)
週刊東洋経済
今年のクリスマスが全然盛り上がらない納得の訳
若者だけじゃない、メディアも引いたスタンス
https://toyokeizai.net/articles/-/479210

今年のクリスマスは、24日が金曜日、25日が土曜日と、曜日のめぐり合わせとしては最高レベル。
しかし、クリスマスが近づいてきても、ムードが高まっているようには見えません。繁華街の人出は増えたものの、かつてのようなクリスマスプレゼントを買うための行列はさほど見られず、クリスマスディナーの予約も空席が目立ち、「選び放題」の状態。クリスマスケーキも、「ホールが売れなくなり、当日販売を減らして予約販売のみの店も増えている」と聞きました。
「クリスマスが盛り上がらなくなった」と感じる理由の1つが、人々のインドア志向。
最近では、「寒いところへ行くより暖かい家で自分の好きなものを見る」「食事はテイクアウトかデリバリーで家」「プレゼントはネットショッピングで買って届けてもらう」というインドア志向の人が増えています。

社会人グループから聞いた言葉で最も驚かされたのは、「クリスマスがどうとかインスタにアップするのは恥ずかしい」「ケーキやツリーをSNSにアップするのは、おじさん、おばさんのすること」という声。

つまり、クリスマスを古いものの象徴として見ていて「逆トレンドのようになっている」ということでしょう。これは「クリスマスはお金をかけるイベント(バブル期っぽい)」「クリスマスは恋人同士のイベント(恋愛依存っぽい)」というイメージが、コスパや仲間を重視する若者世代にフィットしないからです。

人々の嗜好が変わったことで、メディアもクリスマスというイベントに対して、すっかり引き気味になりました。事実、つき合いのあるテレビ、ネット、雑誌の社員たちも、クリスマスが大きな利益につながるイベントとは考えていないようです。

それとコロナの影響も確かにあるものと思われます。

お祭り騒ぎ的な意味合いが薄れて、ようやくヨーロッパのように、家族で過ごすクリスマスになってきたのでしょうか。

 

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