(天安門事件から4日で32年経ちました。最低に見積もっても一般市民の死者は10000人以上で、中国軍により殺害されたといわれています。)
おはようございます。
ネットニュースを見ていたらこんなニュースがありました。
筆者にとっては、驚きの内容でしたので、報道機関には申し訳ありませんが、記事を少し紹介させていただきます。
「 感染者と死者が増えているのは、少なくとも1回は接種を受けた人の割合が最も高いセーシェル(72%)と、それに次いで高い水準にあるモルジブ(57%)、チリ(56%)、バーレーン、(55%)、ウルグアイ(51%)など。
ウルグアイはここ数週間、人口10万人あたりの死者数が最も多くなっている。モルジブとバーレーンは、5月中に報告された10万人あたりの死者数が米国、インドを大幅に上回った。また、チリ、セーシェルは、世界で最も早いペースで感染者が増加している。」
実際にそうかどうかOUR WARLD IN DATAで調べてみました。
確かに記事の通りです。これについて驚きの理由がわかりました。
また各国の事情を調べてみました。
「 WHOによると、現時点でセーシェルの人口の約60%が2回のワクチン接種を完了。うち57%が中国国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)製ワクチン、43%が英アストラゼネカ製ワクチンを接種した。」とのことです。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/05/37who.php
『 チリでこれまで使用されたワクチンの93%は中国シノバック製のワクチン「コロナバック」で、残り7%はアメリカのファイザー/バイオテック製だった。』
『 統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によれば、ワクチン接種率が20%以上と比較的高いにもかかわらず感染者数が一向に減少しない国の相当数が、中国製ワクチンを使用しているという。中国製のシノファームワクチンを主に接種しているバーレーン(接種率は約30%)、ハンガリー(約25%)、セルビア(約22%)やシノバックワクチンを主に接種しているウルグアイ(約21%)などがこれに該当する。』
https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fuji-kazuhiko/251.html?ref=rss
さらに中国は、
この記事の中で、
「 中国の王毅(ワンイー)外相は22日、中南米・カリブ海諸国の外相とのバーチャル会合に出席し、これらの国々が新型コロナウイルスのワクチンを入手できるよう、10億ドル(約1060億円)規模の融資を行う用意があると発表した。メキシコ外務省が声明で明らかにした。
今回のバーチャル会合はメキシコのエブラルド外相と王外相が主催。アルゼンチン、バルバドス、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、パナマ、ペルー、トリニダード・トバゴ、ウルグアイの外相が参加した。」
とCNNは、伝えています。
中国製ワクチンを接種している国の中で全くワクチンの効果が認められない国が多くあるのは、不活化ワクチンの限界なのか、製造過程での問題なのか、変異株の影響なのかはっきりしませんが、製造者として中国自体にも解明責任があると思いますが、外交戦略として売り込むだけでワクチンそのものの情報は全く聞こえてきません。改めて中国の無責任ぶりや隠ぺい体質が浮き彫りになっているようです。
この得体の知れないワクチンを日本に導入するよう主張した野党が確かあったように記憶しています。
通常は開発にもっと時間がかかるはずのワクチンを、やむおえず緊急使用しているわけですが、できるだけ検証しながら選択してきた日本や与党の医療政策は、あながち間違っていたとは言えません。
しかしこれからは日本独自のワクチン開発と今現在優秀と思われているmRNAワクチンの接種を迅速に進めることが最重要課題と言えます。