昨日気になるネットニュースを目にしましたので少しお話したいと思います。
報道機関には申し訳ありませんが、記事をご紹介させていただきます。
「 AERAdot.が入手したデータによると、人口100万人あたりの新規死亡者数の都道府県別のデータ(5月5日現在)は以下の通り。
【都道府県】
順位 都道府県 人数
1 大阪府 19.6
2 愛媛県 11.2
3 徳島県 11.0
4 兵庫県 9.0
5 和歌山県 7.6
6 石川県 6.2
7 奈良県 5.3
8 岡山県 4.8
9 北海道 4.6
10 三重県 3.9
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22 東京都 1.4
全国の平均は3・3人で、東京は1・4人で22位と関西圏が上位を占める。」
高齢者施設でクラスターが相次いでも入院先が決まらず、施設内で待機中の高齢者が相次いで死亡しているからとのことです。
「インドの15・5人、メキシコの16・2人、米国の14・5人より上回っており、惨状というほかありません。」
と報道しています。
大阪では、100万人当たりの新規死亡者数でみると、新型コロナウイルス感染症の猛威は世界最悪レベルということです。インドやメキシコ全体の平均と日本の一番死亡率の高い一部の地域を、単純に比較はできないと思いますが、この数字はまた医療崩壊の指標にもなるということかもしれません。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan_death.html
【札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門】
大阪の医療崩壊はある程度知っていましたが、こんなに深刻であるとはわかりませんでした。政府、民間ともできるだけ医療支援すべきです。党派を超えて。
首都圏に住む人たちも他人事ではありません。すでに法整備をしてロックダウンが必要なレベルです。日本全体としても、かつては死亡者数の少なさを誇っていましたが、今や世界でも有数の死亡率となっています。
もう一つ気になった記事は、
病院事務職員の40歳代男性がワクチン接種の翌日、急性大動脈解離による心タンポナーデで亡くなったが、そのことを当初医療機関は国に報告していなかった。ということです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou_youshikietc.html
(抜粋)
副反応疑い報告の方法
報告の主体
報告の対象となる症状の発生を知った、医師又は医療機関の開設者は、予防接種法第12条に基づき、報告しなければならないこととされています。
※ 接種会場から医療機関に患者を搬送した場合など、複数の医師・医療機関が症状の発生を知った場合も、接種の状況や経過などの情報を可能な範囲でまとめて、いずれかの医師等から、必ず報告するようお願いいたします。
報告の基準
報告の対象となる症状は次の通りです。
○アナフィラキシー(ワクチンとの関連によらず、接種後4時間以内に発生した場合が報告の対象です。)
○医師が予防接種との関連性が高いと認める症状であって、以下に該当するもの(予防接種との関連性が高いと医師が認める期間に発生した場合が報告の対象です。)
・入院治療を必要とするもの
・死亡、身体の機能の障害に至るもの
・死亡若しくは身体の機能の障害に至るおそれのあるもの
ワクチン接種との因果関係が示されていない症状も含め、幅広く評価を行うため、当面の間、以下の症状について、報告を積極的にご検討ください。
けいれん、ギラン・バレ症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、血小板減少性紫斑病、血管炎、無菌性髄膜炎、脳炎・脳症、関節炎、脊髄炎、心筋炎、顔面神経麻痺、血管迷走神経反射(失神を伴うもの) 等々
と厚労省のホームページに記載されています。
つまり筆者も時々参考にしていた副反応や接種後死亡の実数が正確ではない可能性があるということです。その場の医師の判断でこれは関係ないだろうと思われるものは、報告されなかったということです。今後のためにもすべて報告しなければなりません。
https://www.cdc.gov/vaccines/covid-19/toolkits/long-term-care/safety-monitoring-reporting.html
アメリカでは、V-safe と VAERS 2つの報告システムがあって、接種を受けたすべての人がv-safeに登録することが推奨されています。VAERS は、医療者側の報告システムです。日本でも先行接種者健康調査として情報収集しているようですが、今後の一般接種時の情報を得るために、積極的に収集できるよう国民に方法を周知するべきでしょう。
今回も最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。